強みを知る

東国原知事が、自民党の出馬要請に対して
総裁の椅子を要求しました。

シャレではなく、本人は本気のようです。

現実味は薄いと思いますが、見ている側とすれば痛快です。

自民党にすれば、まさかの切り返しだったでしょうね。
人気に乗じて、上手く使おうと思ったのが、逆に
使われてしまったわけですから。


東知事は、自分の強みを良く知っています。
圧倒的な認知度と人気です。

一議員や重要ポストに何の魅力も感じていません。
しかも埋もれてしまえば、自分の価値が下がってしまうことも
わかっています。

これは浮き沈みの激しい芸能界にいたからこそ
わかるんでしょうけど。




この事は、石原都知事や大阪の橋下知事にも同じ事がいえます。

彼らは、本職を持っているので、政治家に対して執着心はない。
優先順位が生活や既得権益ではないので、
怖いものがないのだ。 

だからこそ自分の信念を押し通せるのでしょう。

逆に言えば、他の議員さんはバッジを外したら、
生活が保証されません。

彼らの最優先事項はまずは自分の保身です。
組織の中で、そして外的の流れに気を使いながら
上手に動いていくしかない。


実はこれは野球界でも同じです。
現役時代に知名度もなく、実績もない方がコーチなどの
職につく場合は、親しい関係でがほとんだである。

だから、本当に彼が優秀なスキルを持っていても、親分が
NOと云えば、おかしい判断であっても従うしかない。

もちろん現場にいる選手にはわかるので、選手もコーチを見る目が
変ってしまう。


ただし知名度があり、コーチを辞めても困らない方は
本音をドンドン話していく。

おかしい事は誰であろうときちんと話すし、それで辞めるケースも
非常に多い。

それは彼らにバックボーンがあるからだ。

私も現役時代に、そのようなコーチの方がおられたたが、やはり
選手も一目おく存在だった。

だからこそコーチを配置する編成権を持つ方の責任は大きい。

大事なのは自分と仲の良い従順な人間を選ぶのか、それとも
扱いづらくても、その管轄で最高の仕事をしてくれる人間を
選ぶのか?

どちらがチームの成績を残してくれるのかは
明白だと思います。

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