進路について

高校からプロ野球に行く事は、非常に名誉な事で
さしずめ東大医学部ストレートといったところでしょうか?

もっとも順位によるので、医学部は云い過ぎかも知れません。

ただ、ここで勘違いをしてはいけないのは、合格しただけであって
何も始まってはいないということです。


成績を残して、有形無形の財産を残してはじめて
プロに行って「良かった」と云えます。

経験だけして「良かった」とは云えない世界です。
これは経験者だけに云える言葉です。


ここを本人含めて家族も勘違いしないことですね。


何でこんな事を書くかといえば、今甲子園予選が終わり、
敗戦した高校の有力選手の進路があるからです。

子どもによって、伸び代とキャパがあります。
高校で終わる子もいるし、大学社会人を経由して様子を見る子、今はパッとしなくても
20過ぎると格段に伸びる子。

まさにそれぞれです。

その見極めを高校野球の指導者をはじめ、家族と周囲が
フォローしてあげることです。

もちろん、本人の意思が一番です。

自分の人生、自分が決めるのは当然ですから。

しかしまだまだ18歳の子供なわけですから、ある程度
一緒に考えてあげるべきだと思います。


そりゃ、目の前だけの事を考えれば、プロ入りはかっこいいものです。
でも高校から成功する可能性は決して高くありません。

大学や社会人でしか経験出来ない多くの大切な事もあります。

だからこそ、じっくりと自分のキャパを含めて将来を考えて欲しいものです。

意外と遠回りも悪いものではありません。

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